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「サンタ テレサのエレガントなコーヒー!」

 

一つの素材の異なるローストを配合し、素材の魅力を追求するカザーナコーヒーの「今月のコーヒー」。2025年6月の「今月のコーヒー」は、コスタリカのサンタマリア デ ドタに在るマイクロミル「サンタテレサ 2000」が育む希少品種「ルメ スーダン(スーダン ルメ)」のロットをご紹介致します(この品種は名の通り「スーダン」国にある「ルメ」渓谷で発見されたアラビカ種、ブルボン品種系の原生品種と言われています)。

 

「華やかな香り」、「柔らかな甘味ある複雑な風味」、長く続く余韻に感じられるサンタ テレサ特有の「エレガントな印象」をマイルドな飲み心地と共にご賞味頂けるよう今回は3通りのロースト(深・中・浅)を配合して仕上げています。

 

今回は久し振りにこの希少な高品質素材を取り扱える喜びと共に「5通り」の焙煎度合いによる風味の違いを検証し、前回(2024年8月)の入荷の際よりも様々な配合パターンを比較しながら本ロットの魅力をより深く探ることが出来ました(完成に至るまでに時間が掛かり、6/1にリリース出来ずにすみませんでした...)。

 

今月はみなさまに「サンタ テレサ」の手掛けた希少品種を美味しくご賞味頂けましたら嬉しいです。

 

〜 抽出メモ 〜

Roast Level : Medium(20%)+ City(30%) + French(50%)(浅煎り+中煎り+深煎り)

ex. 25g(やや粗め)➡︎ 200cc

 

「サンタ テレサ 2000」は2014年に稼働したマイクロミルですが、コーヒー生産は
オーナーのロヘル氏の父の代から始まり、ロヘル氏自身も1976年(当時13歳)から父の手伝いを始め、生産に関わってきました。

18歳の時には父からコーヒー農地を受け継ぎ、24歳の時には農地拡大の資金作りの為、アメリカに出稼ぎに行きました。帰国後、農地を拡大できたものの2000年のコーヒー危機に直面、「生産量」より「高品質」を大切にする方針に転換を図る為、自ら精製まで行い高品質なコーヒーが出来るマイクロミル設立を決意し、2014年にミルを設立しました。

設立以降、複数の農地に様々な品種を栽培し、年々、設備、乾燥場の拡充を計り、より高品質なコーヒーを生産する努力を続けているマイクロミルです。

 

サンタ テレサ マイクロミルの最もユニークな点はウェットミル(コーヒーチェリーの精製施設)が農地よりも高い2,150mという高標高にあることです(収穫した重たいチェリーを運ぶ為、通例、農地より下部にあります)。

高標高の気温の低さと高地に吹く風によりパーチメントの乾燥工程は天然の「スロードライング」となり、甘味ある豊な風味、クリーンさ、そしてサンタテレサ特有のエレガントな香味に繫がっていると考えられます。

 

ロヘル氏は所有する数々の農地で主軸の「カトゥアイ」を中心に「ティピカ」「パカマラ」「ゲシャ」等の希少品種も、多数を僅かに栽培しています。

 

Finca "Santa Teresa 2000"
Producer : Roger Ureña(ロヘル ウレーニャ)
Region : Santa Maria de Dota, San José
Altitude : 1,950 〜 2,050 m
Variety : Rume Sudan (Sudan Rume)
Processing : Washed

コスタリカ(ドタ) "サンタ テレサ 2000" (希少品種)

¥1,250価格
100 g
消費税込み
Roast Level: Medium(浅)+City(中)+French(深)
数量
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