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「2024年の始まりに製作したシングルオリジンのブレンド!」

 

2024年がみなさまにとって素晴らしい年となることを願って製作した「Op.24」。

2月末に一度終売致しましたが、復刻を求めるお声を多数頂き、再度ご準備致しました!

 

ケニアのキリニャガ地域にある「カイナムイ」ファクトリーのSL品種を素材に選定した「Op.24」は、この素材の魅力をより引き出せるようバランスに配慮しながら、カザーナコーヒーの十八番、異なるローストの配合の技術で仕上げた「シングルオリジンのブレンド」です。

 

ケニアのAAといえば明るいフルーティな風味と力強さを感じさせる厚みのあるボディが特徴です。

カザーナコーヒーではケニアのコーヒーは通例、ハイロースト(中浅煎り)でご紹介していますが、今回は深めのローストを施しました。

深めのローストですが質感はとてもクリーンで、風味にはフルーティさやフローラルな香りが感じられ、良質なケニア産ならではの懐の広い魅力、異なる表情を垣間見て頂けましたら幸いです!

 

〜 抽出メモ 〜

Roast Level:French + High Roast(深煎り + 中浅煎り)
ex. 21g(中挽き) for 180ccを抽出後に20ccを加水

 

Kenya (Kirinyaga) "Kainamui Factory"

Producer : New Ngariama Coop
Region : Ngariama, Kirinyaga

Altitude : 1,460 ~ 1,750 m
Variety: SL28, SL34, Ruiru11
Processing : Washed

 

Op =「Opus」

名詞〈ラテン語〉〔ある作曲家の一連の〕作品 ◆opus nnのように(nnは番号)作品番号と共に用いられる。◆【略】op. ; OP.

 

 

〜 「Op.24」が出来上がるまで 〜

 

「Op.24」は2023年の年末の繁忙期に焙煎師と2人で一気に製作に取り組みました。

カザーナコーヒーでしか味わえない「カイナムイAA」をどのように製作するか?

 

事前に話していたアイディア、イメージを基に、試作段階では先ず軸となる深煎りの焙煎度合い、焙煎時間をチェックし、抽出の為の豆量、メッシュ(挽き具合)を調整していきます。

この時点でやや粗めの挽き具合(25g)よりも少し細かめの中挽き(21g)の方が余韻に甘みあるエレガントな香りが現れること、深煎りのケニアならではの黒系の果実味、重厚なボディ感があることを実感。

 

深煎りの素材の仕上がりが見えてくると、次に中浅煎りの素材を確認していきます。

馴染みある明るいフルーティな風味をどの程度の割合で深煎りと配合するか?

6:4? ... 7:3?...  8:2?...

この時点で見当のついた配合2パターンをハンドドリップで2通りずつ確認します。

多めの豆量をやや粗めで挽くのか? メッシュを細かくして豆量を減らしてみるか?

 

配合、メッシュと豆量のバランスが見えてくると、小さなカップでコーヒーを味わい、少しずつ徐々に加水しながら表情の変化を観ながら仕上がりのチェックをします。

「ここまで加水するとやり過ぎかな?」というポイントを見極めます。

余韻に注意深く意識を傾けてゆくと、濃厚な仕上がりに少量加水したものにより香りの広がりと伸びを感じました。

 

暖かくなってきたこの時期に再び「Op.24」を美味しくご賞味頂けましたら嬉しいです。

"Op.24" - ケニア 「カイナムイ AA」(SL品種)

¥972価格
100 g
消費税込み
Roast Level: French + High(深煎り + 中浅煎り)
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