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「イルガチェフェ ナチュラルの高品質ロット!」

 

イルガチェフェ地域の「ウォテ ウォッシングステーション(W.S)」のナチュラル精製をリリース致します。

 

「ナチュラル精製」は完熟したコーヒーの実を収穫後に天日に干して乾燥させた後に果肉を取り除く精製方法です。この精製によって、ベリーや桃、熟したプラム等のようなニュアンスも感じられる複雑な果実味が生み出されます。

 

本ロットはウォテW.Sに集められるコーヒーチェリーの中から、より標高の高い2,300m以上の農地で収穫されたものだけを選抜し、ナチュラル精製を施されて作られたとても贅沢な高品質ロットです!

クリアな質感、柔らかな甘みとフルーティな風味をご堪能ください。

ドリップの際にはやや粗めのメッシュで、すっきりとした軽やかな仕上がりがお薦めです。

 

抽出メモ

Roast Level : High(中浅煎り)

ex. 25g(やや粗め) for 200cc(180ccを抽出後に20ccを加水)

 

Producer : Wotte Washing Station

Region : Wotte Kebele, Yirgacheffe Woreda, Gedeo Zone

(エチオピアの地域区分、Zone=郡, Woreda=市町村, Kebele=地区といったイメージ)

Altitude : 2,300 m 〜

Cultivar : Heirloom

Processing : Natural

 

余談ですが、カザーナコーヒーのブレンド「Op」シリーズの第一弾『Op.1』が2015年に誕生した際に使用していた素材がウォッシュト、ナチュラル共にこの「ウォテ W.S」のコーヒーでした(初入荷は2013年だったでしょうか?)。

そしてつい先日(2023年5月)完売となったグジのナチュラル「ゴロ ベデッサ」のステーションを生み出したメクリア メルガ氏が最初にイルガチェフェ地域に設立したステーションが「ウォテ」だったことを知り、10年の歳月を経て自分の中でメクリア氏のリンクが繋がり、狐につままれたような感覚が訪れたのは2022年のことでした。

 

 

〜メクリア氏について〜

 

メクリア メルガ氏は、イルガチェフェタウン周辺出身で若いころからコーヒーの仕事に従事してきました。

当初農地は持っておらず、当時無名であったハンベラ地域の農家からチェリーを集め近隣のステーションに納入するという流通の仕事を立ち上げ、年を追うごとに範囲を広げていきました。

仕事熱心で農家を大切にする姿勢もあってか、イルガチェフェ・グジの地域で最大級の流通業者にまで発展しました。

 

流通の仕事で成功していく中で、メクリア氏は「自身でステーションを持つことによってより高い品質のコーヒーを生産できるはず、それが地域の発展にも繋がる」と感じるようになっていきます。流通業で資金を準備し、まずイルガチェフェ「ウォテ」地域にステーションを設立することを実現、さらにグジの「ハンベラ」地域に「ベンチネンカ」にもステーションを設立しました。メクリアの意図した通り、品質の高さが輸出業者の目に止まり、やがて品質にうるさい私どもの元にも届けられるようになったのが2010年代のこと。当時の「ウォテ」がそのコーヒーのひとつでした。そして、2019年、メクリア氏はサポートを得て、精製したコーヒーを自ら輸出することを決断します。我々向けの「ベンチネンカ」が、彼が自分の手で世界に送り出す記念すべき最初のコーヒーとなりました。若くして小さなチェリー流通業者から始まり、品質を求めてステーションを設立、そして輸出業者の立ち上げ、というステップを踏んできたからか、自分が農家を代表しているという姿勢が強いメクリア氏。そのため農家やチェリーの集売業者からの信頼も厚く、結果として品質を支える原動力となっているようです。

エチオピア(イルガチェフェ)"ウォテ 2300" (ナチュラル)

¥999価格
100 g
消費税込み
Roast Level: High(中浅煎り)
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